羽化

この日 三度目
肌を寄せて
ほねばかりの空
見ていました。
しばらく経って 青くなった
これもだめだった
らしいです。

剥がした甲羅 二つ並べ
柔らかなまま
ゆがいてみた。
何を見ていて
誰とおった?
もともと存在 しなかったか。

また 紳士ぶって泣いた
頭が おかしい。
私はそれが
嘘だと 思った。
殺めたい人がいる
この 毎日に
どっちを向いていればいいか
と思う。

生きている 生きている
窓の外。
もし、
壇上で 人が呼んでいたら
私の横で 唄っていた人は
きっと また
ふっととんで
消えるでしょう。

今日も がらがら音立て
絡まってるだけ
明るい方が
いいかも しれない。
はなれない脳が
軌道を 変えてしまう
期待背負って
描いた道を 行く。

飢えた聖歌隊にまぎれ
山道で、手を引かれ
「もうすぐ、
あたたかくなるかもね」
って 言われて
つまり ひたすら
飾りつけてあげただけで
間違っとることも
気づかずに
そのまま 枯れて
いくんだって。。。

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