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朱くのびた 影をそっと
しまい込んだ
見せられない
タカラモノに 触れたような
コトバなんて
どうでもいい
続けてきた 深呼吸も
アザになって シビれてきた
またいくつも こんなふうに
変になって しまうのでしょう

だから 逃げた
とにかく すぐに
ここから 逃げた
ぜんぶ 投げて
大事なもの なんて
そんなには なかった
ウザくなるほど 吐いてみせた
当たり前だと 泣けぬように
ひたすらに もだえて
いたわけじゃ ない

ズルくないか
無条件に 突き飛ばして
あざ笑って
それすら ブキヨウに
見送ってる だけで

こんな日々は
いつまでも 続かないわ
見てきたから
言われたんだ ほんとなんだ
情けでいい
生きたかった

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